       ■学習塾経営 集客成功のカギは「顧客との関係構築」にある！
新年度開始は3月からのところもあれば、春期講習明けからの ところもあります。どちらが最適なのか、周囲の塾の状況も加味 した上で決めてください。
ちなみに・・・、 3月開始の場合、入試が2月下旬から3月初旬にあるエリアでは、 顧客も「入試や学年末テストが終わってから新年度が開始される」 というイメージを持っている方も多いので、顧客からすれば 分かりやすいです。
春期講習明けからの場合、3月新年度開始と比較して年間授業回数 が組みやすく、前期、後期通して曜日による不均衡を無くすこと が容易です。受験生は、3月分授業を2月に前倒しで追加して行う ことも可能です。
3月、春期講習明け、どちらが新学期開始時期に最適か。 それぞれメリットとデメリットがありますが、プラスして 近隣他塾の新学期開始時期も調査し、エリア全体の統一性から 開始時期を決めることも必要になります。
それにプラスして、新年度は顧客に通塾期待の再醸成を図る必要が あります。そのために、あなたの塾ではすでに・・・ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ・顧客とのコミュニケーション頻度を高める ・新学期の学習計画(学習戦略)を提案する ・学習空間を刷新する ・新商品や新サービスを導入する ・内外へ情報発信頻度、広告頻度を高める ・紹介喚起を図る ・講師研修を行う 等 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 上記は一例ですが、様々な取り組みをされているでしょう。
これらは、前回のメルマガでも同様の内容を記入致しましたので、 すでに「顧客の通塾期待の再醸成」に動き出している塾も多いこと と存じます。
そのなかで、上記で「講師研修を行う」と書きました。 新年度開始というタイミングですから、今年1年間の教室方針の 発表や授業研修、授業カリキュラムの確認をイメージされている方 も多いのではないでしょうか。
────────────────────────────── ■「講師研修」 ────────────────────────────── もちろん上記内容の研修も大切なのですが、私がここ最近強く思う のは退塾が少ない塾、紹介の多い塾に共通しているのは、顧客との 関係構築が円滑な塾だと考えています。
「そんなのは当たり前だ」と思われるかもしれませんが、果たして どれだけの塾が関係構築の研修を行っているのでしょうか。 塾長は当然高い関係構築スキルを持っているものとして、その他 の講師はどれだけ円滑な関係構築スキルを持っているでしょうか。 塾長の持っている高いスキルを、どれだけ部下に伝え、実践できて いるでしょうか。
私は、こうした研修を実践している塾は少ないと思っています。 だからこそ、チャンスだとも思っています。
成績を伸ばすのは当たり前です。それが塾の存在価値です。 しかし対人関係スキルは、それとはまた別の専門性の高いもので あり、こうしたスキルを持っている講師、または常に意識している 講師が教室内に1人でも2人でもいれば(増えていけば)、その塾の 退塾は改善されていくのです。
3月は入試があるエリアもあるでしょうが、4月は入学直後の 実力テスト以外にそう大きなテストはありませんから、研修に 時間をかけられるでしょう。
そうした時間に、顧客との関係構築スキルを学ぶ研修を開催し、 新年度から実践する講師が少しでも増えていけば、結果として 「顧客の通塾期待の再醸成」につながります。
関係構築スキルと一言で言っても難しいですが、1つ材料をあげる とすれば、「対人関係の心理学」「相手の仕草などから得られる 心理」を学ぶということです。
本やサイトに様々な情報が出てきますが、一番大切なのは自分の 体験を踏まえて自分の言葉にして、部下に伝えていくことです。
 
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