テスト前や季節講習前になりますと、「教務力を上げよう」という

　大号令をかける塾もありますが、なかなかどうしてそれが難しい

　のが現状です。

　

　

　

　

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　■「3つのスキル」

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　一言で教務力と言っても曖昧ですが、少し細かく考えれば、

　以下の3つの観点を伸ばすことが必要になります。

　

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　■「教務知識」

　■「授業スキル」

　■「対応スキル」

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　・・・こうした3つの観点を意識して、教務力を伸ばすことが

　重要になります。

　

　

　その他にも「出社から退社までの講師の行動フロー」「研修」

　「面談」等様々なスキルアップの武器はありますが、

　それはまた別の機会に述べたいので、ここでは割愛致します。

　(当然、その根底にあるのは、塾の理念、塾長の想いです。)

　

　

　

　

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　■「対応スキル」

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　しかし、知識の幅を増やす(知識量を増やす)のは、言葉で言うのは

　簡単ですが、人によっては意外と時間がかかるものです。

　

　

　授業スキルは、基本的な動作(声、文字の大きさ、立ち位置、

　確認、指示出し等)であれば、早い習得は可能ですが、

　基本をベースにさらに授業スキルのレベルを上げようとすると、

　どうしても成長に壁が生じます。

　さらに知識の幅も増えていかないと、奥行きのある授業、

　魅力的な授業展開は難しく、顧客から支持される講師には

　なりません。

　

　

　実は・・・

　「生徒さんに分かりやすい授業を提供したい」「演習量を増やした

　授業展開にしたい」「みんなが集中する授業を提供したい」等は、

　塾講師として働いているのでしたら、当たり前のことです。

　

　

　「入塾(紹介)をうみ、退塾を防ぐ授業」を理想とするのなら、

　一番重要なのは顧客への「対応スキル」を徹底して高めること

　です。

　こうした「対応スキル」の強化は、ある意味「特殊なスキル」

　です。なぜなら、対応スキルのベースには「対人関係を円滑に

　するスキル」「子どもの表情や言動などから心を読み解く洞察力」

　が必要だからです。

　

　

　「よく分かる授業」「成績が伸びる授業」にプラスして、

　「自分(うちの子)をうまく誘導してくれる授業」という要素が

　重要視されますし、そのためには対人関係力や洞察力が

　必要不可欠になっていきます。

　

　

　全講師のなかで、こうした特殊な能力を1名でも、2名でも、

　少しずつ身についていければ、理想とする「入塾(紹介)をうみ、

　退塾を防ぐ授業」が体現していくでしょう。

　

　

　しかし、そうは言ってもこうしたスキルは特殊な能力ですから、

　これもこれでスキルアップは難しいのです。

　そのための段階分けと育成計画が必要になります。

　

　

　その段階分けや育成計画の詳細は、また別の機会に述べますね。

　
　それまでに、あなたの塾では「人を育てる仕組みがあるのか

　どうか」「教務力を強化する手法があるのかどうか」を

　よく見直しておいてください。

　これからの時代、間違いなく「人の育成」は今以上にシビアで、

　生き残る塾になるかどうか重要な要素になりますから、

　

　

　

　

　・・・さて、今号では以下のポイントをお伝えしました。

　

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　■「教務力は、3つの観点で伸ばすことが必要」

　■「入塾(紹介)をうみ、退塾を防ぐ授業が理想」

　■「対応スキルのベースには、対人関係スキル、洞察力が必要」

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　今号のポイントが、あなたの塾の教室運営や学習塾経営の一助に

　なるようでしたら、これ以上嬉しいことはありません。

　

　

　

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