当然のことながら、どの場面においても、どの業種でも、様々な

　タイプの方がいらっしゃいますが、長所と短所は表裏一体であり、

　こちらの対応を見誤ると面倒なことが起きやすくなります。

　

　

　世の中、まったく同じ人はいないのですから、私たちには忍耐と

　許容が必要でしょう。

　

　

　例えば「分析家」「完璧主義者」の場合、

　教務にこだわりを持つタイプが多いようで、お子さんの性格特性

　と合致すれば大逆転の成績向上が望めます。

　

　

　しかし、上記以外のタイプの場合、受け止められ方としては

　「難しい言葉で説明される」という場合があり、評価も両極化

　されやすいので、できるかぎり簡潔で分かりやすい言葉を意識した

　教務指導が求められます。

　

　

　例えば「感情家」の場合、

　その講師にとって嬉しいこと(担当生徒さんの成績が上がった、

　分かりやすいという言葉をもらえた、昇給した等)が起これば、

　一気にモチベーションが上がり、教務に対する熱も上がります。

　

　

　しかし、その逆のことが起こると意欲は一気に下がり、意欲の

　上がり下がりが激しくなる傾向があります。常に上長はこの

　タイプを人前で大げさに褒め、意欲を下げない対応が求められ

　ます。

　

　

　例えば「統率型」の場合、

　チームのリーダーとして率先して問題解決に動いてくれます。

　上長との関係性が良好であれば、最も成果を出してくれるタイプ

　でもあります。

　

　

　しかし、他人からの指示を聞かない場合や独走する場合もあり、

　役割と権限を明確にして、上長は常に報連相の重要性を伝えて

　実行させ、チームの成果や行動を何よりも承認することが大事

　です。

　

　

　

　

　上記のタイプは一部例ですが、

　私たちは、教室スタッフを採用、雇用、育成していく以上、

　様々なタイプの特色を学び、知識をアップデートし、自身の

　セオリーに発展させていくことが大事なのです。

　

　

　様々な本で学ぶこと、そこから手法をインプットしていくことは

　確かに大事ですが、それだけではやはり限界があります。

　
　

　本はあくまで本であり、それをどう生かすかは自分自身なのです。

　だからこそ、その段階から自身のセオリーに発展させていくため

　には、自身を含めた様々なタイプの特色をリアルの場で学び、

　経験し、アップデートしていくことが何よりも大事なのです。

　

　

　上記の対処や道筋は、正直言えば面倒だし、大変です。

　だからこそ、先述のとおり私たちには忍耐と許容が必要なのです。

　

　

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　・・・さて、今号では以下のポイントをお伝えしました。

　

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　■「私たちには忍耐と許容が必要」

　■「様々なタイプの特色を学び、知識をアップデートする」

　■「本はあくまで本であり、それをどう生かすかは自分自身」

　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

　

　

　今号のポイントが、あなたの塾の教室運営や学習塾経営の一助に

　なるようでしたら、これ以上嬉しいことはありません。

　

　

　

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