市場の標準値を知ることは、そのエリアで最も売れる(売りやすい)

　設計を把握することにつながります。

　

　

　さらに・・・

　人件費に関しても、市場の標準値を知ることで、そのエリアで

　適切な人材募集を行うこともできます。

　

　

　例えば・・・

　少しネットで調べれば、市場の標準値を知ることができるのが

　「時給」 です。

　各塾の時間講師募集サイトを見れば、それぞれの塾の賃金目安が

　出てきます。

　ただし、「1コマ○○円」と明記されているのが注意点です。

　当たり前のことですが、1コマは各塾で異なるので、時給換算に

　して 統一した分析指標にする必要があります。

　

　

　エリア内の塾の時給換算が終了すれば、そこから平均値が出て

　きます。これが市場の標準値になります。その標準値に対して、

　あなたの塾の 時給は高いのか、安いのか、同水準なのかを把握

　できるでしょう。

　

　

　さらに最大値、最小値も算出しておくと、市場の最適な幅が分かる

　ので、分析がさらに可能になります。

　エリアにもよりますが、実際「1コマ○○円」を時給になおすと、

　思った以上にあまり高くないところもあります。

　要は、塾側が「高く見せている」のです。

　それ自体は1つの募集戦術のため否定はしませんが、それならば

　自塾では例えば時間講師募集サイトでどういう記載をすれば良い

　のか、他塾と比較されても見劣りしないのか、応募を得られる

　のか、 答えは自ずと見えてくるでしょう。

　

　

　さらに、いまはだいぶ少なくなりましたが、授業給だけでなく、

　授業付帯給もあることを明記し、あなたの塾はブラックではない

　のを訴求しないといけません。

　人によっては、「塾講師＝ブラック」と いうイメージもあるため

　です。

　

　

　市場の標準値を知ること、その幅を知ることは、あなたが市場を

　知る大事な一歩です。

　

　

　しかし、実際にこうした分析をしていない人は 意外と多いようです。

　これまでの自分の経験で物事を決めてしまうためです。

　経験は大事ですが、それはときとして大切な本質を見失いかねない

　のです。

　

　

　難しいことではありますが、できるかぎり自分の考えが正しいか

　どうかを判断できる材料や指標が必要であり、できるかぎり公平で

　公正な判断ができる経営者の方でいてください。

　

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　・・・さて、今号では以下のポイントをお伝えしました。

　

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　■「標準値を知り、最も売れる(売りやすい)設計を把握する」

　■「市場の標準値を知ることは、市場を知る大事な一歩」

　■「自分の考えが正しいかどうかを判断できる材料や指標が必要」

　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

　

　

　今号のポイントが、あなたの塾の教室運営や学習塾経営の一助に

　なるようでしたら、これ以上嬉しいことはありません。

　

　

　

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