授業モデルの標準を構築する際、何を大事にするかで決まります。

　当然、通塾者の成績を伸ばす授業モデルであるべきなので、

　そのためにどんな要素が必要かを考えた上で、モデルを構築して

　いく必要があります。

 

 

　要素に関しては、あなたにも色々な意見があると思います。

　そのなかで、弊社が考える要素は「コミュニケーション」

　「授業中の集中力」「宿題」「量」「計画」の5つです。

 

 

　ファン客を増やす上で大事なベースは「コミュニケーション」

　です。

　「褒める、認める、励ます、持ち上げる、感謝する」という5つの

　声がけを意識して行うことで、生徒さんとの心理的距離を徐々に

　縮めていき、学習に対する動機付けを行っていきます。

 

 

　「授業中の集中力」「宿題」はモデルを考えるうえで当たり前の

　項目ですが、「宿題」に関して、ただ出しているだけという講師が

　なんと多いことでしょう。そこに何の目的も、理由もないのです。

　最悪「今日はここまで学習内容が進んだ」ことしか考えておらず、

　宿題の正しい出し方を実践できていない講師が多いのです。

 

 

　宿題の正しい出し方に関しては、紙面の都合上、詳細は割愛すます

　が、宿題は「成績を伸ばすうえで重要な処方箋」である以上、

　出し方にはこだわってください。教務育成の肝にしてください。

 

 

　「量」に関しては、学習時間だけでなく、宿題の量、サイクル演習

　の頻度も含めます。そもそも教務の質を高めようとしても、限界が

　あります。塾長と同じ水準のレベルで授業を提供できる講師は

　そうそういません。いくら教室スタッフを育成しようとしても、

　塾長と同じ水準まで育てるのにどれだかの時間と労力、コストを

　かければ良いのでしょうか・・・。

 

 

　あなたがここまでの教務スキルを手に入れるのに、どれだけの

　努力を費やしてきたのか・・・。そう考えると、「質」を補填

　できるのは「量」でしかないのです。

　「量」で補填できる授業モデルや通年設計を考え、一人でも多くの

　生徒さんの成績アップにつながる指導を行う必要があります。

 

 

　最後の「計画」ですが、これも教務の「質」を補填する要素と

　考えています。

　成績上位層であったり、勉強が好きなお子さんであったりすれば

　自分で勉強計画を最適化できるでしょうが、ほとんどのお子さんは

　勉強の計画を立てられません。

 

 

　そのサポートを塾がするとなれば、生徒さんだけでなく、

　親御さんも塾への感謝や期待が大きくなります。

　そのためにどんなツールが必要か、どんなステップが必要か、

　どんな設計にすれば継続できるかを考えてきます。

 

 

　ただし、「計画」は教室スタッフと生徒さん任せにしないこと

　です。

　先程も記入したように、「計画」の最適化はある意味専門性が高い

　「質」の部分もあるので、塾長と同じ水準のレベルで提供できる

　講師はそうそういないからです。

 

 

　あなたの塾では、授業モデルの標準を構築する際、何を大事にする

　でしょうか一度しっかりお考えになってください。

 

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　・・・さて、今号では以下のポイントをお伝えしました。

 

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　■「授業モデルの標準を構築する際、何を大事にするかで決まる」

　■「コミュニケーション・授業中の集中力・宿題・量・計画」

　■「『質』を補填できるのは、『量』でしかない」

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　今号のポイントが、あなたの塾の教室運営や学習塾経営の一助に

　なるようでしたら、これ以上嬉しいことはありません。

　

　

　

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