あなたの塾では、周囲に対する気遣いはできているでしょうか。

 

 

　ちなみに「気遣い」と「遠慮」は違います。

　「気遣い」は相手のことを思って、相手が喜ぶことは何かを考える

　ことです。

　「遠慮」とは自分のことを思って、最終的に自分が損をしないこと

　は何かを考えることです。

　相手視点なのか、自分視点なのか、実は大きな違いがあります。

 

 

　例えば・・・

　あなたの塾が2階にあるとします。

　エレベーターでも教室に行けますが、階段のほうが建物の出入り口

　に近く、階段を利用して来塾される顧客も多いようです。

　気遣いができる塾長なら、階段に「足元に気をつけてください」

　といった掲示を貼ったり、花(花壇)を飾ったり、証明を明るく

　したりして、来塾者に少しでも明るい雰囲気を感じてもらおう、

　入りやすい雰囲気を醸成しようと、積極的に動くことができます。

 

 

　例えば・・・

　来塾者への挨拶を積極的に行います。

　当然、できる限り明るく、元気に、ハキハキと挨拶することを徹底

　します。初めて来塾される方は、その空間に入ることにどれだけの

　勇気が必要か、それが分かっているからこそ、明るい雰囲気で

　ウェルカム感を醸成するのです。

 

 

　やや大げさかもしれませんが、私たちだって、いざ初めてのお店に

　入る際に少し気合いを入れるでしょう。

　初めて来塾することの心理的敷居の高さが分かるからこそ、

　その敷居を緩和しようと、積極的に動くことができます。

　相手の立場に立てるからこそ、相手の気持ちが理解でき、相手への

　気遣いができるのです。

 

 

　相手とは、なにも顧客だけではありません。

　店舗の住居人の方、塾の周囲にお住まいの方、教室スタッフ

　等、様々な人があなたの周りにいます。常に全方位的な気遣いは

　難しい部分もあるでしょうが、できる限り相手を気遣うことで

　それが良い空気感になって、最後は教室活気につながってくれる

　のです。

 

 

　こうした鍛錬があってこそ、相手への観察スキルも向上します。

　このスキルが高まって、良い授業を提供できるようになります。

　(※良い授業の定義を、「人を呼び込む授業」「退塾しない授業」

　　と考える)

 

 

　さらにプラスの連鎖として、

　相手も自分を気遣ってくれるようになります。お互いが良い意味で

　気遣いあうことで、教室内にさらに良い空気感が醸成されていくの

　です。

 

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　・・・さて、今号では以下のポイントをお伝えしました。

 

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　■「相手視点なのか、自分視点なのか、実は大きな違いがある」

　■「良い空気感になって、最後は教室活気につながってくれる」

　■「観察スキルが高まって、良い授業を提供できるようになる」

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　今号のポイントが、あなたの塾の教室運営や学習塾経営の一助に

　なるようでしたら、これ以上嬉しいことはありません。

　

　

　

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