今、求められている人材として、何が必要なのでしょうか。

　読者のあなたならば、その回答は人それぞれでしょうが、その答え

　の1つとして私が考えているのは「想像」と「創造」です。

 

 

　例えば・・・

　「今、顧客はこんなことで悩んでいる人が多いのではないか」

　「今、顧客の不安はこんな点にあるのではないだろうか」

　等、想像して、それが自身の商品やサービスで解消、解決できる

　のかを考えます。

 

 

　例えば・・・

　「こんな商品があれば、今いる顧客のためになるのではないか」

　「こんなサービスなら、悩みを抱えている顧客を解消できるのでは

　ないか」

　等、今以上に良い商品やサービスを創造できるのかを考えます。

 

 

　こうした「想像」と「創造」の両輪をかけ合わせることで、自塾の

　商品やサービスのレベルアップや他塾優位性、効果性を強化して

　いくのです。

 

 

　ただし、注意点もあります。

　それは「想像」には、情報収集と客観的視点が必要という点です。

 

 

　顧客の不安や不満、悩みはどこにあるのかを情報収集する仕組みが

　ないと、正しい「想像」ができません。

　また、その情報が正確なのかどうか、本質は何かを見極める客観的

　視点がないと、自分視点のみの判断で顧客が本当に悩んでいること

　との乖離が発生してしまいます。

 

 

　人はどうしても「楽に」「効率的に」解消策や解決策を見つけよう

　としてしまいます。

　それがときに正解の場面もあるのですが、ほとんどは氷山の一角に

　過ぎず、本当の解消策や解決策はもっと深いところにある場面が

　ほとんどなのです。

 

 

　だからこそ、情報収集するだけでなく、その情報の正確性や本質が

　分からないと、真の「想像」ができないのです。

 

 

　また、「創造」には判断の根拠が必要です。　

　これが弱いと、自分の好き勝手な判断で商品やサービスを考えて

　しまいます。

 

 

　そのエリアのスタンダード、学習塾経営の標準を知らなければ、

　どんなに自分が良いと思った商品やサービスであっても、顧客から

　支持されることはないでしょうし、収益も圧迫していくでしょう。

　根拠となるベースがないのです。

 

 

　それは、市場が求めているもの、市場のスタンダードと乖離して

　いるからであり、経営の標準を知らないがためにその後の収益性や

　回収計画などが曖昧になっているからです。

 

 

　また、「創造」はゼロから新しい商品やサービスを作るのでは

　なく、今ある商品やサービスを改良したり組み合わせるのでも

　良いのです。顧客が「良いものだ」「求めていたものだ」と実感

　できるのが一番なのですから。

 

 

　あなたなら、今求められている人材として、何が必要とお考えに

　なるでしょうか。是非、ご意見をお聞かせください。

 

　───────────────────────────────

 

 

　・・・さて、今号では以下のポイントをお伝えしました。

 

　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
　■「今、求められている人材は、想像と創造できる人」

　■「想像には、情報収集と客観的視点が必要」

　■「創造には、判断の根拠が必要」

　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

 

 

　今号のポイントが、あなたの塾の教室運営や学習塾経営の一助に

　なるようでしたら、これ以上嬉しいことはありません。

　

　

　

　■HPトップへ戻る　　　　■ブログトップへ戻る