お客様が塾にお問い合わせをされるということは、何かしらの

　ニーズがあるからです。

 

 

　どの業種もそうでしょうが、学習塾においてもそれは例外では

　ありません。何のニーズもないのなら、例えば「塾生の友達と

　お楽しみイベントに参加する」等、子供ベースで動くでしょう。

 

 

　ただし・・・

　何の理由にせよ、一度塾内に足を運んでもらうことは、その先

　顧客にニーズが生まれた際に、足を運んだ塾を思い出し、

　お問い合わせ候補の上位に来るでしょう。

　しかし、いまはその段階ではないということです。

 

 

　また、お問い合わせ候補の上位に来るためには、一度だけの接点

　では弱く、例えば住所が分かるのなら通信誌を郵送する等、

　継続した情報発信や情報提供、接点の維持が必要です。

　それもなく、いきなり営業等をしかけてしまっては、顧客心理は

　遠のいていくだけです。

 

 

　学習塾の場合、ニーズが高まる時期はある程度判断できますが、

　ここ数年はたとえそうであっても、こちらの予測通りの

　タイミングでお問い合わせが増えるということは少なくなって

　います。

 

 

　それだけ、それぞれの顧客のタイミングがあると言えるでしょう。

　また、学習塾に対する教育費の支出が、小学生または中3生から

　支出する等、両極化しているという背景もあるのでしょう。

　さらに言えば、ネットの普及等で、自分で気軽に情報や答えを

　調べられるようになり、それが通塾タイミングを遅らせている

　ということも考えられます。

 

 

　だからこそ、今後はより一層の接点維持や後追いが重要になるの

　です。それもしない旧来型の塾は、より一層集客が難しくなって

　いくでしょう。

 

 

　さて・・・

　私たち学習塾は、情報発信のために必要なことは何かを徹底して

　考える必要があります。お客様の抱えている悩みや不安を把握し、

　解消策や解決策を提示することで、ニーズが高まったお客様の

　心をつかみ、お問い合わせに繋げる土台ができます。

 

 

　それはこれまでのお問い合わせ理由から分析することもできます

　し、既存客から塾を探そうと思った動機や背景等を聞き取ることも

　できます。今ある人やモノを最大化する塾であってほしいのです。

 

 

　そして、その土台からお問い合わせに繋げるために必要なことは、

　継続性であり頻度です。まずは、自塾で継続できるものはブログ

　でしょう。そのブログの更新頻度を高め、まずは既存客に読んで

　もらい、そこから友人にブログ内容を伝えてもらう、

　そうした継続性と頻度の仕組みをどうか実践していってください。

 

 

　これらは地道ではありますが、だからこそそれぞれの学習塾の覚悟

　や本気度、体力が如実に出るのです。

 

　───────────────────────────────

 

 

　・・・さて、今号では以下のポイントをお伝えしました。

 

　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
　■「いきなり営業をしかけたら、顧客心理は遠のいていく」

　■「より一層、接点維持や後追いが重要になる」

　■「今ある人やモノを最大化する塾であってほしい」

　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

 

 

　今号のポイントが、あなたの塾の教室運営や学習塾経営の一助に

　なるようでしたら、これ以上嬉しいことはありません。

　

　

　

　■HPトップへ戻る　　　　■ブログトップへ戻る