あなたの塾の商圏は、半径何キロメートル圏内を考えていますか。

 

 

　都心であれば、半径1.5キロメートル圏内を考えている塾が多い

　でしょうし、郊外に行けば半径3キロメートルや4キロメートル、

　あるいはそれ以上を考えている塾もあるでしょう。

 

 

　では、その商圏のなかで実際にどのエリアから生徒さんが集まって

　いるでしょうか。また、どのエリアの人口が減少傾向であり、増加

　傾向にあるのでしょうか。

 

 

　どのエリアから生徒さんが集まっているのかは、今年度の

　お問い合わせからその住所を1人1人マッピングすると良いです。

　周囲が掲載されている大きな地図を購入し、そこに1人1人を

　シールで「見える化」してみるのです。

 

 

　かなり地味な分析手法ですが、これが一番「見える化」戦術として

　正しい手法です。

 

 

　各エリアから満遍なく集まっているのであれば、それはそれだけ

　あなたの塾の評判や口コミがエリアに満遍なく広がっている証拠

　であり、さらに紹介活性化の戦術を講じるのも良いでしょう。

　または、新規エリアの開拓を進めるのも良いでしょう。

 

 

　逆に、一部エリアからのお問い合わせが多い状況ならば、季節講習

　など短期間の集客が必要な場合は、強いエリアのチラシ配布部数を

　意図的に多くするのも良いでしょう。弱いエリアに関しては、

　中期的な戦術が必要なため、例えばこのエリアには月1回の広報誌

　を配布して、口コミや評判形成にじっくり取り組んでいくのも

　良いでしょう。

 

 

　各エリア人口の増加や減少数値ですが、これは無料で分析できる

　ツールもあるので、一度エリア数値を把握されると良いです。

　さらには、商圏内の子どもの数も無料で把握できるものがある

　ので、ある程度そのエリア内の正しい数値状況も把握できます。

 

 

　例えば、「政府統計の総合窓口」というサイトは、各エリア人口の

　増加や減少数値、商圏内の子どもの数、

　(やや広範囲にはなりますが)所得平均値等、エリア分析するうえで

　重要な数値を無料で収集できます。

 

 

　且つ、こちらで例えば「自塾から半径2キロメートル以内」等、

　商圏を決められるので、ほしい情報を入手しやすいのです。

　さらに、政府が様々な統計資料を1つのサイトにまとめたもの

　なので、信用度もあるでしょう。

 

 

　なお、子どもの数ですが、よく「エリア内の各学校の在籍者数＝

　エリア内の子どもの数」とお考えになる方もいますが、特に郊外で

　あれば通学範囲は広くなるので、あなたの塾の商圏外の子どもの数

　もカウントされている場合があります。

 

 

　そのため、前述の「政府統計の総合窓口」というサイトを参考に

　されながら、ある程度正しい数値把握と分析をされることを

　おすすめします。

 

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　・・・さて、今号では以下のポイントをお伝えしました。

 

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　■「商圏で、実際にどのエリアから生徒さんが集まっているか」

　■「どのエリアの人口が減少傾向であり、増加傾向にあるか」

　■「『政府統計の総合窓口』というサイトを利用してみる」

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　今号のポイントが、あなたの塾の教室運営や学習塾経営の一助に

　なるようでしたら、これ以上嬉しいことはありません。

　

　

　

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