あなたの塾でも、様々なプロジェクトを進行されているでしょう。

 

 

　ある程度の規模になれば、あなたがすべて経営や運営を考えること

　が難しくなります。

　そこで、組織強化をしたり、組織改革をしたり、人員を補填したり

　するのですが、さらにプロジェクト会議を立ち上げて、意思決定の

　スピードや質を高めたいという方もいらっしゃるでしょう。

 

 

　その際に、大事なのは・・・

　「誰をリーダーにするのか」

　「誰を参加者(参画者)にするのか」

　「リーダーにどんな役割や権限、予算をつけるのか」

　「参加者(参画者)にどんなベネフィットをつけるのか」

　・・・しっかり考える必要があります。

 

 

　この4つのどれかが上手く機能しなければ、プロジェクトそのもの

　が上手くいかないのです。

 

 

　リーダーは経営陣とプロジェクト会議の間に入り、積極的な

　意思疎通や決定、報連相、進捗管理が重要になります。

　いわば会議の柱なのですから、この柱が役割を遂行できなければ

　参加者はどこに進めば良いのか分からなくなるのです。

　経営陣もプロジェクト会議の内容が把握できないため、その先の

　意思決定ができなくなるのです。

 

 

　さらに、リーダーにはプロジェクトを成功させようという意気込み

　が重要になりますが、参加者もそれと同じ温度で会議に参加継続

　できるか、リーダーの言葉や行動の力はかなり重要です。

 

 

　参加者も、様々な経験を持っている人を集めるでしょう。

　そうでないと、会議の内容が広がらず、新しい価値を生み出すこと

　ができないからです。

 

 

　そして参加者に役割分担を行っていくのですが、やはりリーダーと

　参加者とでは成功への意気込みに温度差が出てしまいます。

　そこで、大事になるのが、リーダーと参加者の心の乖離を埋める

　ために、個別面談を設けられるかです。ここで、しっかり参加者が

　必要なこと、参加者の成長につながること、成功したらこんな

　ベネフィットが待っていることをしっかり伝えることです。

　ベネフィットは、参加者それぞれで異なるので、個々に合わせた

　ベネフィットの共有が大事になります。

 

 

　ある人は昇進、ある人は昇給、ある人は「ありがとう」の一言等、

　それぞれの立場や性格特性を考慮して、しっかりベネフィットの

　共有を行ってください。

 

 

　最後に、経営者はリーダーに役割や権限、予算をつけてください。

　それ自体がリーダーのモチベーションアップにもつながるし、

　会社がどれだけこのプロジェクトを重要視しているのかの

　メッセージにもなるからです。

 

 

　上記を参考に、プロジェクトそのものが上手くいかない原因、

　どうすればプロジェクトが機能して成功につながるのか、リーダー

　や参加者の意欲や成長につながるのかを再度お考えください。

 

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　・・・さて、今号では以下のポイントをお伝えしました。

 

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　■「リーダーはプロジェクトを成功させるという意気込みが重要」

　■「リーダーと参加者の心の乖離を埋めるための個別面談を設定」

　■「経営者はリーダーに役割や権限、予算をつける」

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　今号のポイントが、あなたの塾の教室運営や学習塾経営の一助に

　なるようでしたら、これ以上嬉しいことはありません。

　

　

　

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