先日、クライアント様のところに出張にお伺いしたときの話です。

　そのとき、

　「数か月で生徒数がこんなにも増え、さらにこれからも増える

　予感がするんです」と笑顔で話されました。

 

 

　この言葉をお聞きして、私自身とても嬉しかったですし、現状を

　変えよう、もっと良い塾にしよう、顧客から感謝される塾にしよう

　と、一緒に走っている身として身が引き締まる思いにもなりました。

 

 

　ご相談をお受けした当初は、塾長の表情や言動から、

　「これまで様々な対策をしてきたが、なかなか思った以上の成果を

　出せなかった」

　「色々とセミナーに参加したり、本を読んだり、周囲に相談したり

　したが、それでも現状を打破できるだけの結果を出せなかった」

　と悩まれていました。

 

 

　ここでは詳細を割愛させて頂きますが、私が行ったことは

　「設計の見直し」「集客手段の見直し」「リニューアル計画」の

　3つの柱です。

 

 

　最初は、これまでの塾経営や教室運営の歴史をある意味変えるだけ

　のことをするので、クライアント様自身も悩まれたと思います。

　なかには不慣れな集客手段もあり、相談回数も多かったです。

 

 

　しかし、それがどうでしょう。

　1ヶ月後にはこれまでお問い合わせが月に数件あれば良かったのが

　10件以上となり、あれだけ悩まれていた集客手段から

　お問い合わせが生まれ、教室内に活気が出始めました。

 

 

　2か月後には、お問い合わせが途切れることなく続き、塾長の

　表情が明るくなり、前を向いて力強く歩いていこうとする決意を

　感じることができました。

 

 

　3か月後、冒頭で記入したコメントの

　「数か月で生徒数がこんなにも増え、さらにこれからも増える予感

　がするんです」と笑顔で話されました。

 

 

　人の心理として、「期待」「購入」「満足」という3つのステップが

　あります。

 

 

　「期待」ということは、その前提として悩みや不安があるということ

　であり、その解消策や解決策を知り、「期待」という感情に変わって

　いきます。今回、上記のクライアント様は、まさにこの感情循環に

　なっています。

 

 

　そしてその「期待」を具現化して叶えるために、「購入」します。

　「購入」した商品やサービスの投資性が自身の考える以上のもので

　あれば、さらに「期待」「購入」「満足」という3つのステップが

　循環されます。

 

 

　私たち学習塾業界も、この「期待」「購入」「満足」という3つの

　ステップ循環を意識して提案し、進捗管理し、成果報告をする必要が

　あります。正しく循環されていけば、季節講習やテスト対策時、

　通年設修正時の値上げでも問題なく顧客は受け入れてくれます。

 

 

　大事なのは、原理原則に則った運営を行うことです。あれこれ手を

　出してしまう前に、例えば今回の「期待」「購入」「満足」という

　3つのステップ循環ができているのかを精査されると良いです。

 

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　・・・さて、今号では以下のポイントをお伝えしました。

 

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　■「期待には、その前提として悩みや不安がある」

　■「期待を具現化して叶えるために、購入する」

　■「購入した商品やサービスが自身の考える以上のものである」

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　今号のポイントが、あなたの塾の教室運営や学習塾経営の一助に

　なるようでしたら、これ以上嬉しいことはありません。

　

　

　

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