経済状況が好転しない（厳しい）なかで、私たち学習塾は何を

　すべきなのでしょうか。

　何も答えは1つではありません。それぞれのエリア特性、顧客特性

　等によって回答は様々あります。

 

 

　しかし、明確に言えるのは、「通塾価値をさらに高めること」

　「そのために、私たちの行動レベルをさらに上げること」では

　ないでしょうか。

 

 

　「通塾価値をさらに高めること」に関しては、あまり奇をてらう

　のではなく、これまで当たり前としていた様々な価値のレベルを

　上げるということです。

　厳しい経済状況の中で、自塾を選んでくれた顧客、投資して

　くれる顧客から、さらに支持され、感謝されるためにも、今ある

　商品やサービスの価値をさらに高めていくことです。

 

 

　また、ここまでモノがあふれている状況下で、まったく新しい価値

　を見出すのは現実的に難しいでしょう。そうであるならば、

　今ある価値の、何と何を組み合わせれば、さらに価値を高めること

　ができるのかを考えることが大事です。

 

 

　こうした価値提供を実現するために、「私たちの行動レベルを

　さらに上げること」が求められます。行動レベルを上げるため

　には、今まで以上に運営計画を意識して、徹底して行動する必要が

　あります。「なんとなく・・・」という曖昧な行動基準や意思決定

　基準をなくしていき、「やると決めたことを継続する」ことです。

 

 

　例えば・・・

　「目標設定は実施しているが、ただ目標用紙を書かせているだけ

　だった。スモールステップでも、今後は生徒自らが将来を決定

　する機会を提供するためにも、しっかりと生徒と向き合って

　面談をしていこう。」

 

 

　例えば・・・

　「学習計画は実施しているが、ただ計画用紙に書かせているだけ

　だった。生徒が『こんな目標をかなえたい』『あんなことを

　したい』と言ってくれ、それが本当に生徒の成果や成長に必要

　なら、思い切って生徒に学習計画や目標を決めてもらい、さらに

　進捗チェックの面談を実施していこう。」

 

 

　上述の例では、「目標用紙を書かせている」という行動事実に

　対して、「生徒と向き合って面談をする」という、自身の

　行動レベルを上げることにしました。さらに、これにより

　「生徒自らが将来を決定する」という価値や目的を付け加えて

　います。

 

 

　今ある価値を組み合わせることで、価値を高められます。

　私たちの行動レベルを上げることで、さらにその価値の目的や

　意味を見出すことができます。

 

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　・・・さて、今号では以下のポイントをお伝えしました。

 

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　■「通塾価値をさらに高めること」

　■「私たちの行動レベルをさらに上げること」

　■「さらに、その価値の目的や意味を見出すことができる」

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　今号のポイントが、あなたの塾の教室運営や学習塾経営の一助に

　なるようでしたら、これ以上嬉しいことはありません。

　

　

　

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