学習塾の場合、季節講習やイベント集客等、短期間の集客が必要な

　場合、自塾の強い部分を明確にして行動する必要があります。

 

 

　弱みを改善するには時間がかかります。

　当然、結果を出すのも時間がかかります。

　そして、弱みが強みに変わるというのは、その意味づけを変える

　必要がありますし、それができなければ弱みはどんなに頑張っても

　定常レベルにまでも到達できない（改善できない）と私は考えて

　います。

 

 

　例えば、

　「うちの塾は、保護者紹介の比率が前年に比べて〇％（□件）

　増えている。それが自塾の強みだ」と考えたとします。

　確かに数値的根拠も分かりますが、これではまだ不完全です。

 

 

　・数値以外で、どんな根拠から、強みだと判断したのか

　・どんな対策をしたから強みになったのか

　・その対策を、スタッフも行動できるようにするためには、

　　何が必要か

 

 

　例えば、上記の3点を考えていくと良いです。

　柱となる「保護者紹介が強い」という考えから、さらに深く

　考えられるようになります。私たちが一番やってはいけないのは、

　「なんとなくそうだと考えたり判断したりすること」です。

 

 

　「本当にそうだろうか」「他にどんな観点があるのだろうか」等、

　より深く自身の分析を高めていくために、一歩、二歩踏み込んだ

　分析が必要です。

 

 

　数値以外の根拠として、内部や外部（お問い合わせ者）の声は

　大変参考になります。

　そこで「自塾の何に満足して友人を紹介しようと思ったのか」

　「友人のどんな内容に共感したり期待したりして、お問い合わせ

　しようと思ったのか」は、自塾の強みを判断できる材料に

　なります。

　それが、塾長の考えている強みとリンクする場合もあれば、

　「こんなことを思ってくれていたのか」と新たな発見ができる

　場合もあります。

 

 

　そして、どんな対策をしてその強みを生み出せたのかも明確にする

　と良いです。感覚的ではなく、「これを継続したからこういう

　成果を出せた」と言えるものが1つ、2つあると良いのです。

 

 

　当然、強みを生み出せたのは塾長の高い教室運営力があったから

　ですが、その対策をスタッフも行動できるようにするためには、

　何が必要かを是非とも体系化していってください。

 

 

　特に、「今後、さらに教室を大きくしたい」とお考えの場合、

　自身の知識や知恵を体系化したり、マニュアル化したりすることが

　必要です。いつまでもすべてあなた自身が対応できないからです。

　そのとき、スタッフが体系化された内容を見る（知る）ことで、

　次の行動が明確になるし、問題解決のスピードも格段と速く

　なります。

 

　───────────────────────────────

 

 

　・・・さて、今号では以下のポイントをお伝えしました。

 

　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

　■「数値以外で、どんな根拠から、強みだと判断したのか」

　■「どんな対策をしたから強みになったのか」

　■「スタッフも行動できるようにするためには、何が必要か」

　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

 

 

　今号のポイントが、あなたの塾の教室運営や学習塾経営の一助に

　なるようでしたら、これ以上嬉しいことはありません。

　

　

　

　■HPトップへ戻る　　　　■ブログトップへ戻る