いろいろなクライアント様とミーティングを行っていると、

　以下のタイプの方に稀に出会います。

　簡単にまとめると、そのやり取りは以下の会話になります。

　

　－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

　弊社：「数日前の議題にもあげていましたが、前回の会議でお願い

　　　　していた進捗報告の発表をお願い致します。」

　クライアント様：「あっ・・・、忘れていました・・・。」

　－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

　

　

　あなたと部下の方との間で、こうした会話をしたことは

　ないでしょうか。

　ないのであれば、それは大変優秀な部下をお持ちであり、

　これからも大切に育てていってください。

　

　

　何度か経験されている場合、部下の方を不思議に思ったことは

　ありませんか。

　「この人はどうしてここまで思考が抜けてしまうのだろう・・・」

　と。

　(「なぜ」「どうして」という言葉は、相手を責める言い方

　なので、部下に対してこうした言葉を使うことは

　あまりオススメしません。)

　

　

　本当は認識しているのに「忘れた」と言い訳する方はいますが、

　おそらくこうしたタイプの方は、悪気はないのでしょう。

　しかし、どうしても思考が抜けてしまいます。

　

　

　人はそもそも忘れやすい生き物なので、「絶対に忘れない」と

　言い切ることはできないでしょう。

　しかし、「忘れにくくする工夫」はできます。

　

　

　仕事は、ただ与えられたことだけすれば良いというのでは

　ありません。

　そこに「工夫」が必要です。「工夫」することで、その仕事は

　「新たな価値」と「創造」が生まれます。

　

　

　これは私の経験談ではありますが・・・

　思考が抜けてしまうタイプは、こうした「工夫」と「価値」、

　「創造」につながる仕事が不得手なタイプのように見えます。

　だから、自身の不得手をカバーするために「忘れにくくする工夫」

　ができない・・・。

　だから、毎回同じことの繰り返しになり、仕事の生産性が一向に

　上がらない・・・。

　

　

　例えば・・・

　「To doリスト」をまとめ、仕事開始の際に必ず目に入る場所に

　リストを掲示する。

　必ず「To doリスト」を見てから仕事を終える。

　

　

　難しいことをするのではなく、ほんの少しの工夫でその人なりの

　仕事の生産性を高めます。こうしたことを繰り返すことで、

　その人の思考習慣が定着されていきます。

　

　

　あとは、実行するかどうか、継続できるかどうかです。

　そこが次の障壁にもなるのですか・・・。

　

　

　

　

　・・・さて、今号では以下のポイントをお伝えしました。

　

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　■「忘れにくくする工夫はできる」

　■「工夫することで、新たな価値と創造が生まれる」

　■「繰り返すことで、その人の思考習慣が定着されていく」

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　今号のポイントが、あなたの塾の教室運営や学習塾経営の一助に

　なるようでしたら、これ以上嬉しいことはありません。

　

　

　

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