多くのクライアント様とミーティングをしていて、

　「この人は仕事ができるな」と感心させられることが

　多々あります。

　クライアント様だけでなく私自身も成長できますし、そうした場は

　とても有意義で活発な時間が流れます。

　

　

　幾つかの共通項目として・・・

　－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

　■「約束を守る」

　■「締切を守る」

　■「事前にシミュレーションしている」

　■「端的な答え＋具体例を示してくれる」

　■「代替案を示す」

　－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

　

　・・・上記が挙げられます。それぞれ文字にすれば当たり前のこと

　ですが、その当たり前が難しいのです。

　特に、オンラインでのミーティングをしていると、相手が見える

　範囲が自ずと狭まりますので、上記4つはかなり大事だと感じます。

　

　

　「約束を守る」「締切を守る」は、人として大事なことであり、

　信頼関係を構築するうえで基礎となるものです。

　「信頼」の「信」という字は「自分が言う」ことを指し、

　「その言葉に責任を持つ」ことを指し、「守る」ことを指す、

　私はそう考えています。その大前例ができないのであれば、

　信頼関係など構築できないのです。

　

　

　ミーティングをしていると、諸々の事情によりかなり長い時間を

　かけるクライアント様もいますが、なかには本当に短時間で

　ミーティングが終わるクライアント様もいます。

　このような場合、クライアント様が事前に話したいこと、伝えたい

　こと、一緒に考えてもらいたいこと、自分なりの答えを持っている

　方が多いようです。

　つまり、事前に相手を意識したシミュレーションしているのです。

　

　

　人は自分勝手な生き物ですし、自分が大切と感じてしまいやすい

　のですが、それはある意味当たり前のことでしょう。

　ついつい「自分が」と思ってしまいます。しかし、それに気が

　ついている人は意識して「自分も」という発想で物事を考えて

　います。

　そうすると、

　「自分も理解したいし、相手にも理解してもらいたい」という発想

　になり、だから事前に相手を意識したシミュレーションをしよう

　という行動になります。

　

　

　そうすると、端的な答えだけでなく、相手が想像できる

　(想像しやすい)具体例であったり、相手が理解しやすい議論を

　話してくれたりします。

　そうした状況もあって相手も意思決定しやすくなり、短期間で

　生産性の高い議論が可能になります。

　

　

　そうした事前のシミュレーションもなくミーティングに参加すると

　相手からの質問に答えることができず、また双方で有益で生産的な

　議論ができず、時間だけが長々と続くミーティングになってしまい

　ます。

　

　

　意見が分かれた場合、人は大きく2パターンに分かれます。

　「反対だけ言う人」「反対意見にプラスして代替案を示す人」

　です。

　「反対だけ言う人」はその先の自分なりの答えや案がありません

　から建設的な話し合いができません。

　「代替案を示す人」は、相手の意見も参考にしながら、より良い

　着地点に持っていこうとします。ですから、有益な話し合いが

　可能になります。

　

　

　「有益で生産的な議論をしたい、でもできていない・・・」、

　そう悩んでいらっしゃる場合、実は上記5つのポイントにヒントが

　あるのかもしれませんね。

　

　

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　・・・さて、今号では以下のポイントをお伝えしました。

　

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　■「信頼とは、自分が言うことに責任を持ち、守ること」

　■「事前に相手を意識したシミュレーションをすること」

　■「自分も、という発想で物事を考えること」

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　今号のポイントが、あなたの塾の教室運営や学習塾経営の一助に

　なるようでしたら、これ以上嬉しいことはありません。

　

　

　

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