あなたの塾では、次の一手を考えているでしょうか。

　それとも、目の前で起こっていることの対処で精一杯でしょうか。

　

　

　よく「重要性」と「緊急性」のマトリックスを用いて考える人も

　多いでしょうが、目の前のことの対処で精一杯の人は「緊急性」の

　判断や行動の度合いが非常に高いようです。

　またそのような人は、締め切りもルーズな人が多いので、

　結果として どんどん自分の首を絞めていってしまうようです。

　

　

　しかし、これでは常に仕事に追われてしまうだけで、将来(未来)を

　描くことができないままです。

　

　

　ときに突発的な問題が発生する場合もあり、一時的に緊急性の

　度合いが高まることはあるでしょう。しかし、それが一向に改善

　されない 場合は、どうしてこのような状態が続いてしまうのかを

　本気で考えたほうが良いです。

　

　

　まずは、いまの教室運営の状態を冷静に把握することです。

　教室スタッフからの報告だけでなく、実際に現場に行き、

　そこでスタッフの働きぶりや空気感などを見聞することです。

　そこから得た情報を細分化し、自身のなかのマトリックスに照らし

　合わせて、問題解決策を考えることです。

　「緊急性」の度合いが高い人ほど、この「冷静」と「見聞」と

　「細分化」ができていないのです。

　

　

　ちなみに・・・。

　私が考える「トップに立つ人に大事なこと」は、理念を語ること、

　自分の夢を語ること、現場を語ることにあります。

　

　

　理念はその会社の存在意義です。しかし、そう簡単に理念は

　組織に定着しないので、常にトップ自らが 語る必要があります。

　あなたの夢は、最もスタッフが知りたいことの1つです。

　自分の想いを伝えられる人に、スタッフはついてくるのです。

　そして、最後の現場を語ることですが、いまの教室運営の状態を

　冷静に把握するうえでも、スタッフを正しく評価するうえでも、

　現場の直接的な見聞は必要になります。

　

　

　「そんな時間はない・・・」という人もまれにいますが、

　それを言い訳にしているようでは、その教室の成長だけでなく、

　会社全体の成長は見込めないのです。

　

　

　それでもどうしても時間がないのなら、あなたが知りたいことを

　明確にして、さらに報告例をスタッフに共有しておくことです。

　または、信頼できるスタッフがいるのなら、そのスタッフを参謀に

　して積極的な情報収集と報告をお願いすることです。

　

　

　会社に「未来」「夢」という花を咲かせるのも、逆に枯れさせて

　しまうのも、あなたの一挙手一投足にかかっているのです。

　

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　・・・さて、今号では以下のポイントをお伝えしました。　

　

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　■「いまの教室運営の状態を冷静に把握すること」

　■「理念を語ること、自分の夢を語ること、現場を語ること」

　■「参謀から積極的な情報収集と報告をお願いする」

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　今号のポイントが、あなたの塾の教室運営や学習塾経営の一助になる

　ようでしたら、これ以上嬉しいことはありません。

　

　

　

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