あなたの塾では、どれくらいの顧客が「塾長の信者客」となって

　いるでしょうか。

 

 

　全顧客が塾長の信者客であればベストですが、顧客自身も教育や

　子育ての考え方、家族構成、背景、性格特性、所得等が異なる

　ため、なかなかそうはならないでしょう。

 

　

　そのため、およそ60％以上の顧客が塾長の信者客であれば、

　まずまずではないでしょうか。これだけの比率であれば、円滑な

　教室運営や紹介喚起も行いやすくなります。

 

 

　信者客の定義は塾長のこれまでの経験などで決めるでしょうが、

　1つ例を出せば、生徒さんであれば、塾長の指示をしっかり聞く、

　塾長とコミュニケーションをしっかり取れる等の目安がある

　でしょう。

　親御さんであれば、未納がない、面談案内や各種申込書をすぐに

　提出してくれる、塾長とコミュニケーションをしっかり取れる等

　の目安があるでしょう。

 

 

　少し乱暴な言い方にはなりますが、やはり信者客になればそれだけ

　生徒さんの成績を伸ばしやすくなります。

　こちらの指導方針や対応に理解を示してくれ、こちらの提案通りに

　受講してくれるからです。

 

 

　もっと言えば、生徒さんや親御さんとコミュニケーションを

　しっかり取れる方であれば、それだけ生徒さんの成績を伸ばし

　やすくなります。

　生徒さんはなによりも塾(・・・というより塾長)が好きだし、

　教室空間が好きだからです。

　だから、学習態度が変化します。褒められた嬉しさを知っている

　から、学習意欲が変化します。

 

 

　ファンを作るとは、学習塾である以上、成績を伸ばすのは大前提に

　なりますが、どれだけ塾長を好きになってもらうか、その比重が

　かなり重要です。

　あるクライアント様も、「自塾の生徒さんとコミュニケーションを

　取れている人ほど、成績上昇度が高い」とおっしゃっています。

 

 

　例えば・・・

　塾長は、来塾した生徒さん全員に声がけをしているでしょうか。

　生徒さんの表情や姿勢、言動、口調に注視しているでしょうか。

　来塾した生徒さん全員に褒めたり、認めたり、持ち上げたり、

　感謝したりしているでしょうか。

　生徒さんと担当講師のコミュニケーションの仲介をしている

　でしょうか。

　生徒さんの授業ノートや指導報告書などを活用して、塾長は

　生徒さんの頑張りを承認する文言を書いているでしょうか。

 

 

　掛け声だけでなく、文言で承認を「見える化」することは、

　とても効果があります。それはお店では売っていないものだし、

　塾長しか書くことができない特別なものだからです。

　生徒さんをファン客に育てていくためには、こうした少しの特別感

　の演出をしてあげることです。

 

 

　上記は当たり前のことでしょう。ただ、その当たり前ができない

　から、塾長のファンがなかなか生まれないのです。およそ60％以上

　の顧客が塾長の信者客にならないのです。

 

 

　自分の授業、自分の担当生徒さんにいっぱいの塾長では、上記の

　対応はできませ。自分のことに精一杯で、周囲が見えないから

　です。

　それでは塾長の信者客(ファン客)はなかなか生まれません。

　特別感の演出などできません。

 

 

　スタンダードなマニュアルは必要でしょうが、結局のところ動く

　のは人です。受け取るのも人です。

　そこにマニュアルでは通じない「感情」があります。

　このあたりを良く熟知している塾長は心理学を学び、相手の心理を

　学び、特別感をどうやって醸成しようかと常に考えています。

 

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　・・・さて、今号では以下のポイントをお伝えしました。

 

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　■「信者客になればそれだけ生徒さんの成績を伸ばしやすくなる」

　■「ファンを作る＝どれだけ塾長を好きになってもらうか」

　■「動くのは人、受け取るのも人、そこには感情がある」

　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

 

　

　今号のポイントが、あなたの塾の教室運営や学習塾経営の一助に

　なるようでしたら、これ以上嬉しいことはありません。

　

　

　

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