■学習塾経営 集客成功のカギは「数値分析」にある!
改めて2020年度を振り返ってみると、やはり「コロナ禍」の影響 がかなり強かったと言えます。
1つの参考資料として、様々なコンサルタントの方が特定サービス 産業動態統計を分析されていますが、12月の確定数値が発表 されましたので、このメルマガでも分析してみます。
まずは、一番気にする方が多いであろう売上高で言えば・・・ コロナ禍の2020年4月は前年比85%、前月比82%まで業績が 落ち込みました。
特に前月比で言えば、卒塾などもあるため業績は一旦下降する塾も 多いでしょう。 ここ5年ほどは前月比88%~92%程度(平均90%)でしたが、 今年度はそれをされに下回る82%なので、コロナ禍の影響は 間違いなく学習塾の業績に響いたと言えます。
次に受講生数ですが、2020年4月の生徒集客鈍化がこの1年間の 業績を引きずっています。 4月の受講生数は、ここ5年間は安定して100万人前後の受講生数 を獲得していましたが、今年度の4月は90万人にまで落ち込み ました。単純計算で10万人の減少です。
この数値だけ見ても、今年度4月の緊急事態宣言やコロナ禍が どれだけインパクトが大きかったか、お分かり頂けるでしょう。
次に事業所数ですが、特に気になる点は事業所数の増減です。 例えば・・・ 2019年4月は10,336事業所、2019年12月は10,325事業所。 2020年4月は10,260事業所、2020年12月は10,084事業所。 2019年度は9ヶ月でわずか11事業所の減少だったのに対し、 2020年度は減少数が176にも及びます。およそ16倍もの減少数 なのです。
もちろん、閉校だけでなく新規開校もあるので、この数値が絶対 ではありません。 しかし、2020年度は新規開校をこれまでより抑えている塾も多い ことを考慮すると、かなり厳しい数値ではないしょうか。
最後に平均受講生数を出してみます。 単純に「受講生数÷事業所数」で出した数値なので、あくまで参考 程度にお聞きください。 2020年4月と5月は前年比でおよそ「マイナス9名」になって います。それ以降は7月で前年比の乖離が再び大きくなりますが、 その後持ち直し、12月で「マイナス4名」にまで乖離幅が縮小 されました。
乖離幅が縮小されてきたとは言え、やはり今年4月の一大顧客 創造期での集客鈍化が、この1年の業績に大きな影響を与えて いる状況は変わりないでしょう。
上記の内容から、2021年4月の数値がかなり重要になります。 この数値が復調傾向で発表されるのか、2021年度も今期と同様に なってしまうのかを占う上で、かなり大事な指標になるでしょう。
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・・・さて、今号では以下のポイントをお伝えしました。
============================== ■「2021年4月の数値がかなり重要になる」 ■「復調傾向なのか、2021年度も今期と同様になるのか」 ==============================
今号のポイントが、あなたの塾の教室運営や学習塾経営の一助に なるようでしたら、これ以上嬉しいことはありません。
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