あなたは今までの人生の中で、誰に強い影響を受けたでしょうか。

 

 

　例えば、その人は俳優なのか、モデルなのか、ヒーローなのか、

　ヒロインなのか・・・。

　例えば、その人は自身の親なのか、兄弟姉妹なのか、学校や塾の

　先生なのか・・・。

 

 

　前者は、自身から見れば、「あこがれ」「尊敬」「格好いい」

　「可愛い」といった感情があり、自身の立ち位置より比較的遠い

　存在です。

 

 

　後者は、影響を受けた理由を「自分のことを第一に思ってくれる」

　「自分のために何かしてくれる」「自分のことを思って色々と有益

　なアドバイスをしてくれる」等、自身から見れば近い存在です。

 

 

　おそらく、多くの方は

　「今までの人生の中で、誰に強い影響を受けたか」という質問に

　対して後者をイメージしたり回答したりするでしょう。

　それは、自分を軸に考えて近い存在だからであり、自分のことを

　大切に思ってくれているのが理解できるからです。

 

 

　いわば、「その人の言動が自身の頭の中に残る」ようになると、

　影響力が発生すると言えるでしょう。

 

 

　比較的遠い存在の場合、ある意味でカリスマ性が必要になる

　でしょう。どちらかというと権威的な影響を受けているとも

　言えます。

 

 

　カリスマ性のすべてを否定はしません。

　商品やサービスの権威を強化して集客するためには、ある意味で

　カリスマ性は必要だからです。しかし、今のこの時代にどれだけの

　人が「カリスマ性」を求めるでしょうか。

 

 

　学習塾に話を戻しましょう。

　例えば中受や大受などのトップ校を狙う等、ある意味で

　「とんがりゾーン」を対象にするのであれば、カリスマ性が必要

　です。そこに、さらなる権威付けと信用性が必要だからです。

 

 

　しかし、ほとんどの塾は「目の前にいる顧客を大切によう」という

　場合が多いでしょうし、顧客も「自分の子どものことを理解して

　くれて、対応してくれる塾」を求めています。

　だからこそ、私たちは「近い存在」にならなければなりません。

　（しかし、判断の軸足や線引きはぶれてはいけません。これが

　弱いと、顧客満足を勘違いして、顧客迎合になるからです。）

 

 

　そう考えると、私たちに大切な考えは、「目の前にいる人のために

　自身に何ができるか」を考えることであり、「目の前にいる人から

　感謝される人」になることでしょう。

 

 

　そうした考えや行動が、顧客があなたのファン客になる第一歩

　です。

　ファン客を増やしていきましょう。外的要因で左右されない業績を

　出していくために、その根底はファン客をどれだけ抱えているか

　なのですから。

 

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　・・・さて、今号では以下のポイントをお伝えしました。

 

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　■「その人の言動が自身の頭の中に残ると、影響力が発生する」

　■「目の前にいる人のために、自身に何ができるかを考える」

　■「目の前にいる人から感謝される人になる」

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　今号のポイントが、あなたの塾の教室運営や学習塾経営の一助に

　なるようでしたら、これ以上嬉しいことはありません。

　

　

　

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