       ■学習塾経営 集客成功のカギは「報告書の価値」にある！
指導報告書の内容を改善したいという塾長は多いでしょう。 特に時間講師の方の指導報告書の内容は、保護者様が読んで 効果性やお子さんの成長性、投資性を実感できるかどうか不安に なっている場合も多いでしょう。
良い意味で自分に自信を持っているタイプ、リーダー的なタイプの 時間講師ならばそれほど大きな不安はないでしょう。 しかし、そうした属性にいる講師はごく一部であり、ほとんどの 講師の指導報告書のレベルは合格点を出せるものではないのでは ないでしょうか。
大事なのは、まず塾長が時間講師の指導報告書にどこまでタッチ できるかです。すべて時間講師任せの教室ではこの対処は難しく、 保護者様の満足を得ることはできません。
指導報告書の内容を塾長主導で常にチェックできる体制かどうか、 報告書の内容に不安を持つ場合はすぐに修正の時間や育成を取って いるかどうかが重要になります。
書面で指導報告書を送信する塾もありますが、今はSNSを利用 して指導報告する塾も多くなっています。その場合、指導報告等の 情報は鮮度が大事ではあるものの、送信する前に塾長がしっかり 内容を精査し、修正が必要なら指導・育成しているでしょうか。
この場合、大事なのは保護者様がどんな情報を欲しているのか、 どんな項目を用意すれば良いのか、どんな事例が良いのかを明確に し、時間講師も報告の内容を具体的に分かるものにする必要が あります。これらを事前にしっかり共有しておかなければ、 時間講師も自身の報告の何を改善すれば良いのかが分からない ままです。
また、塾長以外の指導（時間講師の指導）の場合、指導報告書を 送信する前に塾長から一言記入しているでしょうか。 塾長はその塾の中で最も価値の高い講師であり、その講師からの コメントはなによりも価値が高くなり、保護者様も安心します。 また時間講師も、塾長からのコメントが書かれる以上は良い意味で 自分の報告が監視されるので、あまり報告の中身のないものを書く ことができない防波堤にもなります。
中には、「お任せください」等のセリフを書けない時間講師もいる ので、その場合は塾長との連名にして、責任の所在を分散する 対処も必要です。
次に、定期的な講師研修や講師面談で、どれだけ指導報告書が 塾運営で重要なものなのかどうかを伝える必要もあります。 時間講師の育成には時間を要するものもあるため、一人ひとりと 向き合って「こういう型で書く」「こういう内容で書く」という ことを伝え続けなければなりません。
そして最後に、指導報告書の内容が改善された場合、見本となる 指導報告書を書ける講師には、評価をしっかり付けることです。 時給のアップや特別給与等、塾長がしっかりと見ているという スタンス、評価しているというスタンスを伝えることも忘れては なりません。
指導報告書は、保護者様にとって大切なお子さんの成長性を 見える化するものであり、だからこそ価値のあるものでなければ なりません。その価値を高めるには時間と労力がかかりますが、 毎日の忙しさのなかでもしっかりと価値を提供できる塾になって ください。
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・・・さて、今号では以下のポイントをお伝えしました。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ ■「塾長が時間講師の指導報告書にどこまでタッチできるか」 ■「見本となる指導報告書を書ける講師には、評価を付ける」 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
今号のポイントが、あなたの塾の教室運営や学習塾経営の一助に なるようでしたら、これ以上嬉しいことはありません。
 
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