教室長として求められる要素は様々あるでしょう。

　例えば、「意図して数値をつくれる教室長」「学習管理、成績管理、

　顧客管理、進路管理、予実管理等のプロセスを徹底する教室長」

　「人を育てられる教室長」等です。

 

 

　数値をつくるとは何も業績だけでありません。

　合格実績や定期テスト実績等、目に見える成果を出す教室長です。

　そのためには、なによりもプロセスが重要です。そして、次期

　教室長候補を育て、自塾のさらなる発展や人材の層を厚くできる

　ことも求められます。

 

 

　その他に、大切な要素として「顧客、講師、市場への影響力を

　最大化できる教室長」「雰囲気をつくれる教室長」も入ってくる

　のではないでしょうか。

 

 

　顧客、講師への影響力を最大化できるということは、それだけその

　教室長に人的な魅力があるということであり、これまでの経験から

　出す人生観や教育観が多くの人に共鳴、共感されるからだと考えて

　います。

 

 

　このような教室長は、周囲の人の行動や心を巻き込むことが得意

　です。それだけ自身の経験や周囲の人の成長像をしっかり

　伝えられるスキルが備わっているのでしょう。だから周囲の人は

　その話に共鳴、共感するのです。

 

 

　自身の経験を相手に伝えるにしても、例えばセリフ調でエピソード

　トークを伝え、聞き手が具体的にイメージできる話し方をして

　ください。その話を聴いて、相手はワクワクしたり、もっと続きを

　聞きたいと思ったりし、それがプラスの雰囲気作りになっていくの

　です。

 

 

　要は、自己開示の手法が上手いのです。相手にどう話せば心に残るか

　熟知しているのです。

 

 

　こうしたスキルは、元々備わっている人も一部ではいますが、

　そのような人はそう多くいません。日頃からの意識と鍛錬で培う

　ものであり、だからこそそこに教室長の差が生まれてきます。

 

 

　あるデータでは、「入塾の決め手」として、「教室長」と回答された

　方が4割近くもいました。

　そう考えますと、顧客の選定基準として、教室長の存在価値が高い

　ということです。自身の経験値、そこから裏付けされた人生観や

　教育観を相手の心に伝えられる教室長がいるからこそ、最終的に

　意図して数値をつくることができるのです。

 

 

　多くの塾のHPやブログを見ていますと、教室長の人生観や教育観

　をしっかり伝えているところはそう多くない印象を受けます。

　人的な魅力を出し、顧客から共鳴、共感される教室にしていくため

　にも、再度「教室長を売り出す」ことを強化してください。

 

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　・・・さて、今号では以下のポイントをお伝えしました。

 

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　■「顧客、講師、市場への影響力を最大化できる教室長」

　■「雰囲気をつくれる教室長」

　■「人的な魅力を出し、顧客から共鳴、共感される教室」

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　今号のポイントが、あなたの塾の教室運営や学習塾経営の一助に

　なるようでしたら、これ以上嬉しいことはありません。

　

　

　

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