はじめに・・・

　弊社クライアント様において、

　「近隣の競合他塾が3月で閉校する」というお知らせが

　増えています。

 

 

　閉校する教室は、もともと生徒数が一桁程度でしょうから、

　（塾長の高齢化といった理由もありますが・・・）

　それほど市場に大きな影響は出ませんが、

　皆さんのエリアでも同様のケースが増えているのでは

　ないでしょうか。

 

 

　大事なのは、ここから何を学ぶかですよね。

　閉校するに至った考えられる理由や仮説、

　その不満を解消するために自塾で何を強化すべきか　等、

　日々の教室運営をブラッシュアップしていってください。

 

 

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　さて、本題に入ります。

 

 

　あなたの塾では、スタッフの行動規範があるでしょうか。

　行動規範とは、あなた含め、塾のスタッフが

　「やるべきこと」「やらないこと」を明確にするということです。

 

 

　こうした行動規範は、

　あなたの塾の目指す姿やブランディングに一貫性や統一性を

　出すことにつながります。そうした意味でも、行動規範は

　教室運営において、非常に大事な要素の1つなのです。

 

 

　また、行動規範を設けることにより、

　塾長が自身の主観でスタッフへの指導や育成をすることを

　防ぐことにもつながります。規範があるから指導するのであり、

　主観や感情で指導するのではないのです。

 

 

　スタッフの立場に立ってみても、

　何をすべきか、すべきでないかが分かりやすくなりますし、

　改善行動をしやすくなります。

 

 

　行動規範はあるものの、それがスタッフに浸透していない

　という場合もあります。この場合、原因は主に3つあります。

　1つ目は、反復していないこと。

　2つ目は、スタッフと一緒になって考えて、まとめたものでない

　こと。

　3つ目は、塾長自体に問題があること。

　以下に、それぞれの詳細を見ていきましょう。

 

 

　1つ目ですが、

　自分の人生を変えたような出来事等、強烈なインパクトが

　あれば別ですが、人は、どうしても反復しないと忘れていく

　ものです。だからこそ、授業前のミーティングであったり、

　講師会であったりと、定期的に反復する必要があります。

 

 

　2つ目ですが、

　自分たちで考えたものでなければ、それに対する関心度は低い

　ので、どんなに素晴らしい行動規範であっても、定着しない

　ものです。多少の時間はかかるでしょうが、皆で考えて

　作り出したものだからこそ、そこに愛着なり関心なりが

　生まれるのです。

 

 

　初期段階はとりあえず行動してみて、なんとなくできるように

　なることが大事だとしても、その先の定着のためには、

　自分たちで考える機会を意図的に設ける必要があります。

　「もっとこうしたほうが良いのでは」

　「こうすれば顧客にもっと喜んでもらえるのではないか」

　という創意工夫が出れば、それを承認し、スタッフの

　行動ステージを上げていくことが大事です。

 

 

　3つ目ですが、

　どんなに素晴らしい行動規範であっても、塾長が守って

　いなければ何の説得性も持てません。

　このような状態が日常化してしまえば、誰も塾長の声に

　真摯に耳を向けなくなってしまいます。

　塾長は、その塾の行動規範の体現者です。

　そのことを徹底し、常に誰に見られえても良いようにして

　ください。

　実は、これこそが塾長の信条にもなっていくのですから。

 

 

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　・・・さて、今号では以下のポイントをお伝えしました。

 

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　■「やるべきこと、やらないことを明確にする」

　■「行動規範は、目指す姿やブランディングに一貫性を出す」

　■「塾長の信条にもなっていく」

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　今号のポイントが、あなたの塾の教室運営や学習塾経営の一助に

　なるようでしたら、これ以上嬉しいことはありません。

　

　

　

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