はじめに・・・

　外部販促も本格的に開始され、いよいよ今後１年の業績を

　占ううえで大事な時期になりました。

　皆さんの塾では、春期講習の販促は順調でしょうか。

 

 

　まずは行動することです。

　あれこれ考える前に、必死になって行動することです。

　やるべきことを徹底することです。

　必死になって行動するから、その先の結果が生まれます。

　その先に、創意工夫が待っています。

 

 

　───────────────────────────────

 

 

　さて、本題に入ります。

 

 

　あれこれ仕事を抱えすぎてしまうと、

　当たり前のことですが、その分、スピード感は遅くなります。

 

 

　例えば・・・

　「これは、自分にしかできない仕事だから・・・」

　だから、この状態を可とするのは、本当に良いことでしょうか。

　確かに、塾長が一人で行う仕事を、同じレベルで実践できる

　人はそういません。

　しかし、周囲にスタッフがいるのなら、

　「この部分は任せてみよう」等、何人かの人に

　仕事を振り分けることはできないでしょうか。

 

 

　当然、そのためには、仕事の目的、プロセス等、事前に細かく

　共有すること（指導や育成）が重要になりますが、

　その工程は大変だとしても、その先の生産性で十分に

　カバーできます。

 

 

　「他にやる人がいなくて・・・」

　本当にそうなのでしょうか。

　例えば、外部委託や外部への相談はできないでしょうか。

　事務員の募集等、自塾でできることは他にないでしょうか。

 

 

　生徒数が少ない、新規開校等の場合、そこまで仕事を圧迫しない

　でしょう。

　ただし、順調に生徒数も増え、初期の目標もクリアし、

　資金も貯まっていき、さらに業績を伸ばそうという段階で、

　あれこれ仕事を抱えすぎてしまうと、どうなるでしょうか。

　せっかくの飛躍のチャンスをものにできなくなります。

 

 

　一番の悪手は、悪い方向に業務を効率化しようとしてしまう

　ことです。

　本来は顧客のためになることにエネルギーをかけるべきですが、

　業務の効率化が間違った解釈になると、これまで行ってきた

　商品やサービスの効率化を行おうとします。

　今より便利に、また快適になるための効率化なら良いですが、

　そうではなく（塾側の都合）、これまで商品やサービスに

　愛着を持っていた層の反感を買ってしまったら

　どうなるでしょう。

　結果として質の低下と捉えられ、長く在籍してくれた顧客の

　離脱が起こってしまうかもしれません。

　最も大切にすべき顧客をおろそかにしてしまうのです。

 

 

　おそらく、このような塾の場合、塾長の多くは問題を把握できて

　いるはずです。

　しかし、その本質や改善へ向けた行動、創意工夫にかける

　エネルギーがやや弱いと思うことはないでしょうか。

 

 

　私たちは、本来顧客、そして共に働くスタッフに目を向ける

　べきですし、その人たちの満足や感動を実感してもらうために、

　行動すべきですし、そこに塾の存在価値があります。

　そこを見失ってはいけないのです。

 

 

　あれこれ仕事を抱えすぎていると悩んでいるのなら、

　どんどん相手にボールを投げていきましょう。

　それが、相手にとって行動の意義や目的を学べる機会に

　なりますし、やり甲斐や成長につながります。

　その繰り返しが、実は組織のスピード感を高めていって

　くれます。顧客、そして共に働くスタッフの満足や感動に

　つながっていきます。

 

 

　相談する人がいない・・・？

　私たちがいます。

　どうか私たちコンサルタントを頼ってください。

　共に、あなたの目指す塾をつくっていきましょう。

 

 

　───────────────────────────────

 

 

　・・・さて、今号では以下のポイントをお伝えしました。

 

　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

　■「一番の悪手は、悪い方向に業務を効率化しようとすること」

　■「長く在籍してくれた顧客の離脱が起こってしまう」

　■「本来顧客、そして共に働くスタッフに目を向けるべき」

　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

 

 

　今号のポイントが、あなたの塾の教室運営や学習塾経営の一助に

　なるようでしたら、これ以上嬉しいことはありません。

　

　

　

　■HPトップへ戻る　　　　■ブログトップへ戻る