なかには、今週から春期講習を開始するという塾もあるでしょう。

 

　改めて、春期講習の準備は万全でしょうか。

　例えば・・・

　・既存客への講習時間割の再確認

　・外部（一般）生への講習参加のお礼と時間割の再確認

　・スタッフへの講習時間割の再確認

　・スタッフへの講習中の行動（フロー）の再確認

 

 

　上記は、当たり前のことではありますが、

　時間割の徹底ができていないために振り替えをする等は

　正直無駄なものです。

　それに、時間割の再確認は顧客にとっても助かりますよね。

　あと一歩踏み込んだ対応をする気遣いを示してください。

 

 

　通常と時間割も異なりますから、こうした生産性の低いことを

　極力起こさないようにし、生徒さんや保護者様、スタッフのために

　全力で対応できる講習にしていってください。

 

 

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　さて、本題に入ります。

 

 

　クライアント様とのミーティングで、

　しっかり状況分析できている方とそうでない方の差異は

　何だろうかと考えることがあります。

 

 

　その原因は様々あるでしょうが、1つの回答を示せば

　「本質を考える習慣があるかどうか」ではないでしょうか。

 

 

　本質を考えるということは、当然その事象に興味や関心を持つ

　ことが大前提です。

　さらに、そこから「なぜ」「どうして」と掘り下げる習慣を

　持つ必要があります。

 

 

　状況分析できているクライアント様は、

　こうした「なぜ」「どうして」といった知的好奇心を高く持ち、

　そこから「この問題の本質はこれなのではないだろうか」

　といった仮説を組んでいきます。

 

 

　逆に、状況分析ができていないクライアント様は

　現象のみで話が終わり、原因分析や仮説の提示が弱いようです。

　現象のみで分析を終了してしまう場合、表面上の解決策しか

　出てこないですし、場合によっては本質からぶれた解決策に

　なってしまいます。

 

 

　さらに、もう一歩踏み込んだクライアント様は、

　そこから解決するためのプロセスを明確にしようと

　動き出します。

　最初に何をするのか、次に何をするのか、最後に何をするのか

　といった、行動のプロセスを明確にしていきます。

 

 

　そして、

　そのプロセス行動により、どんな成果を得られるのかを

　考えていきます。

　その成果はできる限り測定可能なものにし、途中途中で

　到達点を把握できるようにしていきます。

　できる限り、主観ではなく客観で到達点を把握しようとする

　とも言えるでしょう。

 

 

　当然、こうした分析ができる方は、

　生徒さんへの学習指導や学習計画の作成、保護者様への

　フィードバックも一貫して上手いのです。

　なぜなら、そこに自分なりの信念があり、根拠があり、

　自分なりの技があるからです。

　さらに、「相手のために何が必要か」を考えて行動する習慣が

　あるので、顧客からの支持が高まるのです。

 

 

　だから、その塾の評判が高くなります。

　結果として、推奨客が増えていき、生徒数や売上を安定して

　伸ばしていくことができるのです。

 

 

　逆に、現象のみの分析で終わっている塾の場合、

　そこから導いた解決策は表面上のものなので、顧客の心に

　響きません。顧客の行動を変えることが難しいのです。

 

 

　もちろん、すべてがすべて仮説通りにいくことは少ない

　のですが、逆に仮説がなければ軌道修正も難しいのです。

　その場の感覚やノリで状況改善できるほど、甘くはない

　のですから。

　（ただし、迷いに迷って、それでも決断を下さなければ

　ならない状況なら、直感での最後の判断はありでしょう。）

 

 

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　・・・さて、今号では以下のポイントをお伝えしました。

 

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　■「本質を考える習慣があるかどうか」

　■「行動のプロセスを明確にしていく」

　■「測定可能なものにし、到達点を把握できるようにする」

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　今号のポイントが、あなたの塾の教室運営や学習塾経営の一助に

　なるようでしたら、これ以上嬉しいことはありません。

　

　

　

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