はじめに・・・

　総務省統計局から、2月の家計調査報告、消費者物価指数が

　発表されました。

 

 

　実収入、可処分所得のマイナス傾向は継続しています。

　一方、消費者物価指数の高止まりが続いています。

　一部企業で賃金アップという話題も出てますが、

　それが市場全体にまでプラスの影響を及ぼすには

　まだまだ時間がかかりそうです。

 

 

　また、最終的には自分の手元に残るお金（可処分所得）が

　増えないと、消費者心理として消費に回しにくいと考えます。

 

 

　様々な経済動向があるなかで、

　内に目を向ければ、春期講習で前年を大きく超えて集客できた塾、

　新学期立ち上げ生徒数が過去最高の塾と、業績が好調な塾も

　います。

 

 

　その差は何か、1つのヒントとして、今号の本題を

　読んでいただけますと幸いです。

 

 

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　さて、本題に入ります。

 

 

　あなたの考える「良い塾」とは、どんな塾でしょうか。

　上記はやや曖昧な質問にはなりますが、これは様々な指標が

　ありますし、1つに絞ることは難しいでしょう。

 

 

　例えば・・・

　・評判が良い塾

　・タイムリーな情報発信をしてくれる塾

　・生徒さんの成果を出すことに熱心な塾

　・顧客とのコミュニケーションを大切にしている塾

　等々。あなたのほうでも、幾つか考える基準があるでしょう。

　（これらを客観的に判断する指標は別途考える必要があります。）

 

 

　端的に指標を1つにまとめるとしたら、

　「人が集まっている塾」ではないでしょうか。

 

 

　人が集まるということは、そこに何かしらの満足や感動がある

　ということです。こうした一貫性が数値になって表れて

　いきます。

 

 

　それは、例えば・・・

　・紹介（推奨）によるお問い合わせや入塾率が高い塾

　・リピート率が高い塾（在籍期間が長い塾）

　・（市場分析や他塾分析から）高単価の塾

　等々。様々な数値になって表れ、トータルの業績に反映して

　います。

 

 

　ここで、

　「でも、あそこの塾は成績優秀者ばかりを贔屓している」

　「営業に熱心で、業績を伸ばそうとしているだけだ」

　等、マイナス面を強調して伝える塾長もいます。

 

 

　確かに、その塾からの一部の退塾者からの口コミ等で、

　そう捉える機会があったのかもしれませんが、

　その声が多いのであればその塾は人が集まらないはずなのです。

 

 

　そうであるならば、やや極論になってしまいますが、

　あなたの塾がその真逆に位置してるのなら、あなたの塾に生徒が

　集まるはずなのです。しかし、そうなっていない・・・。

　そうした声を鵜呑みにしてしまう塾の場合、実は生徒数が

　伸び悩んでいるところが多いように感じます。

 

 

　それは広告費を大きくかけられないという理由もあるでしょう。

　もっと言えば、顧客が買いたいと思えるだけの通塾価値が

　ないのか、または仮にあるのであれば、その価値を顧客に

　伝えられていないか、どちらかです。

　しかし、例えば自分たちで毎日ポスティングを行う、

　校門前配布を行う等、少ない投資で価値を伝えられる手段は

　あるはずなのです。

 

 

　または、今一度顧客分析や市場分析、他塾分析を行い、自塾の

　ポジショニングを再度精査し、顧客が求めている価値を徹底して

　考え、それを具体化（商品化）したり、今ある商品を

　ブラッシュアップしたりし、変革していく必要があるのでは

　ないでしょうか。

 

 

　私たちは、常に表面上の物事や建前を鵜呑みにするのではなく、

　物事の本質は何か仮説を立て、行動することが求められます。

 

 

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　・・・さて、今号では以下のポイントをお伝えしました。

 

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　■「良い塾とは、人が集まっている塾」

　■「一貫性が数値になって表れていく」

　■「物事の本質は何か仮説を立て、行動する」

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　今号のポイントが、あなたの塾の教室運営や学習塾経営の一助に

　なるようでしたら、これ以上嬉しいことはありません。

　

　

　

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